“アメリカの歴史”までメイドインチャイナに?!反対意見が殺到―湖南省長沙市

Record China    2007年8月31日(金) 11時29分

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2007年8月、湖南省長沙市のある工房に、ひっそりと一体の彫像が置かれていた。黒人解放運動の指導者キング牧師を象ったものだが、この彫像がはるか海を隔てたアメリカで大きな波紋を呼んでいる。

2007年8月、湖南省長沙市のある工房に、ひっそりと一体の彫像が置かれていた。黒人解放運動の指導者・キング牧師を象ったものだが、この彫像がはるか海を隔てたアメリカで大きな波紋を呼んでいる。

この彫像はキング牧師記念碑記念会が湖南省の芸術家・雷宜シン(ライ・イーシン)に依頼したもの。ワシントンの広場に設置される予定だという。しかしアメリカの一部芸術家からは、「アメリカの偉大な歴史であるキング牧師までメイドインチャイナか」「黒人の芸術家に制作させるべき」「せめてアメリカ人を起用すべきだった」などとの批判が相継いでいる。

これらの批判に対し、雷氏は「キング牧師は世界的な偉人であり、黒人だけではなく、全ての人間にとって重要な人物」だと反論。またキング牧師の苦難が理解できるのかとの意見に対し、「私も出身の問題で農村行きを余儀なくされるなど差別を味わったことがある。発想が狭隘なのはむしろ私に反対している人々ではないか」と反論している。(翻訳・編集/KT)

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