苦しむ中国ネットショッピング業界、偽物対策に打つ手なし―SP英字紙

Record China    2015年5月12日(火) 19時41分

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7日、ネットの偽物摘発について、中国政府は新たな法律で規制を強化する構えだが、専門家は偽物撲滅は困難と指摘する。写真は中国のECサイト。

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2015年5月7日、シンガポール英字紙トゥデイは中国のネットの偽物摘発は苦しい戦争になると指摘した。9日付で環球時報が伝えた。

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中国のネットショッピングが急成長を続けている。2014年の売り上げは4200億ドル(約50兆円)を突破したが、3年後には1兆ドル(約120兆円)に達するとみられている。世界最大の経済体である米国ですらネットショッピングの売り上げが4000億ドル(約47兆9000億円)に達するのは2018年と推定されているだけに、中国の突出ぶりは明らかだ。

もっとも中国ネットショッピングには偽物の横行という弱みがある。中国政府は年内にも新たな規制法を導入する意向だが、偽物を売る側も買う側も膨大な数となるだけに根本的な改善は難しい。偽物が横行するなか、ネットショッピングの信頼度は低下しつつあるのが現状だ。

ある専門家は「中国EC最大手アリババには850万ものネットショップがある。ここから偽物を撲滅する試みは海の水を飲み干すようなものだ」と話している。(翻訳・編集/増田聡太郎

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