2015年5月7日、ロシア科学アカデミー極東支部のセルゲイ・ルジャーニン副所長はこのほど、9日にロシアで行われる対ドイツ戦勝70年を祝う軍事パレードに中国の習近平（シー・ジンピン）国家主席が出席することについて、「欧米各国首脳の欠席よりも意義がある」との認識を示した。中国・環球時報（電子版）が伝えた。

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ロシアメディアによると、ルジャーニン氏は、「中国の政治的影響力は事実上、超大国の水準にある」と指摘。「中国の指導者が軍事パレードに出席することは、それを阻止しようとする欧米諸国の狙いが失敗に終わったことを証明するものだ」と述べた。

その上で「中国指導者の出席は、その意義と重要性において、欧米各国首脳の欠席を補うものだ。習氏の訪問は、ロシアの実力を示すものであり、中ロの戦略的パートナーシップを証明するものでもある」と指摘。一方で「軍事パレードはモスクワが欧米諸国をおびえあがらせるための武力誇示の場ではない」とも強調した。（翻訳・編集/柳川）