2015年5月2日、韓国・朝鮮日報は、韓国大統領府の朱鉄基（チュ・チョルギ）外交・安全保障担当首席秘書官が4月30日、「日韓関係を今年中に必ず解決する」と強調した、と報じた。これについて韓国のネット上では「日本との対話が必要」「尻尾を振っている場合か」などと賛否両論が交錯。日本のネットユーザーからは「もう手遅れ」などの声が上がった。

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朝鮮日報によると、朱秘書官は同日、ソウル市内で行われた星友会（予備役の元将官の団体）と韓国国防研究院（KIDA）共催のセミナーに出席。日韓関係について「歴史問題をはじめとする日韓間の問題を今年中に必ず解決する」と述べ、関係改善へ向けた強い意欲を示した。

この発言に韓国のネットユーザーの反応は二分。

「日本と韓国はコインの裏表のような関係。日本は韓国の大切な友人だ。過去に執着し命脈を保とうとするのはもう終わりにしよう」

「日韓はお互いに相手に変化を求めている。しかし、相手を変えようとするよりも、今後は新しい50年に向けて、もう一度新しい気持ちで手を取り合い、経済を回復させていくことが最優先だ」

「韓国は完全に孤立している。日本との対話が必要だ。歴史問題とそのほかの問題を分けて考えるのは当たり前のこと！」

などのコメントが寄せられた一方

「今、日本にへらへら尻尾を振っている場合か？日本や米国と国交断絶はできなくても、せめて下手に出てはいけない」

「周りに流されてばかりの韓国は一つの独立した国と言えるのかな？」

「余計な考えをせずに、中国と親しくすればいい。それに、北朝鮮とは同じ民族で言葉も同じだから、明日すぐに統一しても問題はない。日米は軍事同盟を強化して韓国を侵略するつもりだ」

などの意見も目立った。

中には

「結局は安倍首相の戦略が勝利したということ。慰安婦問題に対する日本の謝罪を聞くことは永遠にない」

との指摘も。

一方、日本のネットユーザーは朱秘書官の発言が伝わると一斉に反発。

「（日韓両国が国交正常化した）1965年に解決してます」

「もう手遅れです。今までが今までだっただけに」

「調子が悪くなると擦り寄ってくるってほんとだな。しばらくはこのままの関係が良いです」

「そっちが仮に路線変更したとしても、こちらはもう修復できないくらいに反韓感情が根付いてしまっている」

「解決するってことは歴史カードの完全放棄くらいは当然かと思いますけど、そんなことしたら国内に居場所がなくなるんじゃないですか？」

「日本は、関係改善をしたいともう思ってはいない（だから扉は開けているって言ってんだよ。扉をこじ開けるつもりはないということなんだ）。さぁ、どうする？」

「付き合ってもメリットがない、どうでもよい隣国であることに気づいてしまった」

「互いに（できるだけ遠い）良い距離感を保っていくのがベスト」

「対話の扉は常にオープンでいいと思います。あくまで話し合うだけですけどね。平行線ということで、よろしくお願いします」

などの書き込みが相次いだ。（編集/KU）