日韓財務対話、5月に都内で開催=韓国では「関係冷え込み、対話への期待高くない」との見方―中国紙

Record China    2015年4月30日(木) 9時58分

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29日、中国・環球時報(電子版)は、来月23日に東京都内で日韓財務対話が開催されるとした上で、韓国では「日韓関係は冷え込んでおり、今回の対話に対する期待は高くない」との見方があると報じた。資料写真。

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2015年4月29日、中国・環球時報(電子版)は、来月23日に東京都内で日韓財務対話が開催されるとした上で、韓国では「日韓関係は冷え込んでおり、今回の対話に対する期待は高くない」との見方があると報じた。

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29日付の韓国・聯合ニュースによると、韓国企画財政部は同日、来月23日に東京都内で日韓財務対話を行うことを明らかにした。

約2年半ぶりの財務対話には、韓国の崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)経済副首相兼企画財政部長官と麻生太郎副総理兼財務相が出席する。ただ、日韓関係は冷え込んでおり、今回の対話に対する期待は高くない。

2006年に始まった財務対話は、日本の政府関係者による靖国神社参拝や李明博(イ・ミョンバク)大統領(当時)の独島(日本名・竹島)上陸などで両国関係が冷え込み、2012年11月を最後に開かれていなかった。崔副首相と麻生財務相は14年10月、米ワシントンで会談した際、対話を再開する方向で合意した。

今回の対話では、両国の経済・財政状況について全般的な意見を交換し、協力策を模索するとみられる。

ただ、歴史問題や安全保障問題をめぐり両国の摩擦は深まっており、今回の財務対話に対する期待は高くない。今年に入ってからは日韓貿易も減少。1〜3月期の両国の輸出と輸入額を合わせた貿易規模は184億4700万ドル(約2兆1930億円)で前年同期比13.9%減少した。

企画財政部関係者は「日韓関係が冷え込み、会議のテーブルにのせる議題設定自体が容易ではない」とした上で、「両国が経済・金融分野で協力するという原則や基調を確認して終わる可能性が高い」と説明した。

これに先立ち、崔副首相と麻生財務相は来月3日にアゼルバイジャンで開かれる日中韓財務相会議に出席する。(翻訳・編集/柳川)

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