外国とは大違い!日本の空港はなぜセキュリティーチェックが簡単にできるのか―華字紙

Record China    2015年5月1日(金) 8時47分

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27日、テロ活動の活発化などの影響で世界では空港のセキュリティーチェックが一層厳しくなっている中、日本の空港では驚くべきほど簡単に検査が行われている。資料写真。

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2015年4月27日、華字紙・日本新華僑報によると、テロ活動の活発化などの影響で世界では空港のセキュリティーチェックが一層厳しくなっている中、日本の空港では驚くべきほど簡単に検査が行われている。

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世界各地でテロ活動が頻発している今日、多くの国がテロリストへの警戒を強め、空港などで厳しい入国検査を実施している。そのため、旅行客は大きな不便を感じているが、日本だけは例外のようである。海外旅行者や海外への出張が多いビジネスマンの多くは、日本のセキュリティーチェックを「気楽」「負担にならない」と述べている。

中国人観光客日本旅行の代名詞となった感のある「爆買い」。たくさんの荷物を抱えて空港に到着し、セキュリティーチェックでバッグからあれやこれや一つずつ取り出して検査を受けることを考えると気分が重くなる。しかし、日本では重量オーバーさえしていなければ基本的にバッグを開ける必要はなく、スムーズに検査が終了する。しかも、担当者の態度が非常に優しい。例え、人相が“悪人”のようであっても、無礼な扱いを受けることはない。

最も驚くのはライターを携帯して搭乗できることだ。日本では1人1個であれば携帯できる規則になっている。これほどまでに緩やかな安全規定が定められているのは、ライターを原因とした航空安全トラブルが過去一度も発生していないという自信の表れでもある。

また、一般には禁止されている飲料の持ち込みにも例外が設けられている。例えば、子どもの持っている飲料品に関しては、検査機での数秒間の検査を通過すれば、機内への持ち込みもできる。

日本がなぜこれほどまでに“大胆”になれるのか。その秘密はハイテクを駆使した事前の保安措置にある。「出入国管理及び難民認定法」の施行で、16歳以上の外国人に対し、入国審査の際に顔写真の撮影と指紋採取を義務化し、拒めば入国できなくなった。これによって外国人のデータを記録するとともに、過去に蓄積したデータと照合し、問題のある外国人の入国を防いでいる。

欧州のテロ対策担当官は「日本の国際空港における保安措置は欧米では想像できない」と驚く。しかし、表面上は簡単でも、裏では大きな努力と緊張が続いている。旅行客がセキュリティーチェックを受けるまでに空港側がすでに情報を把握・分析していること、これが日本の検査が「簡単」な最大の原因だ。(翻訳・編集/秋田)

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