秦の兵馬俑、服に最も使用された色は緑―中国

Record China    2015年4月30日(木) 14時3分

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27日、歴史書によると、秦代には黒が尊ばれたとされているが、黒の軍服を着た兵馬俑は極めてまれだ。むしろ赤、緑、青、紫といった鮮やかな色が服の主な色調だった。

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2015年4月27日、歴史書によると、秦代には黒が尊ばれたとされているが、黒の軍服を着た兵馬俑は極めてまれだ。むしろ赤、緑、青、紫といった鮮やかな色が服の主な色調だった。

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それでは、兵馬俑に最も多く採用されたのはどの色だろうか?兵馬俑の考古・発掘調査隊を率いたことのある許衛紅(シュー・ウェイホン)氏によると、最も流行していた色はなんと緑だという。

許氏は著書の中で、「兵馬俑の父」と呼ばれる袁仲一(ユエン・ジョンイー)氏が行った統計について記している。それによると、兵馬俑の上着277点のうち、42.6%の118点が緑色だった。また、ズボン425点のうち、54.8%の233点が緑色だった。このほか、脚絆177点のうち5.6%、襟182点のうち37.4%、袖口239点のうち41.4%が緑色で、いずれも最多だった。

それではなぜ緑が最も流行していたのだろうか?許氏は「これは緑の染料が最も豊富だったことと関連している。秦の人々は、戦の際に自ら服を用意した。研磨すると緑色の染料になる孔雀石は当時ありふれたもので、一般的な平民でも手に入れやすかったので、これが大量に見られたのも不思議ではない」と分析した。(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/武藤)

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