2015年4月26日、中国紙・参考消息（電子版）によると、23日付のロシアメディア・スプートニクは、通貨ルーブルの為替レート下落により、ロシアへの中国人のビザなし観光がこの1年で倍増していると報じた。

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今年1〜3月にロシアを訪れた中国人観光客は2万3500人となり、前年同期比で8000人も増えた。

中国とロシアは2000年2月、ビザなし観光グループ交流協定を締結した。中国人観光客に最も人気の都市は首都モスクワだ。旅行業界関係者によると、今年1〜3月にモスクワを訪れた中国人は前年同期比3．5倍増の約9500人に上る。中国東北部に隣接するアムール州には約6500人（同2倍増）、沿海地方には約5500人（同1．4倍増）が訪れるなど、人気が高い。

一方で、ロシアからビザなしで中国を訪れる観光客は大幅に減少している。14年1〜3月の観光客数は11万7000人だったが、同年のルーブル暴落をきっかけに激減。今年1〜3月に中国を訪れた観光客は2万9000人にまで減少した。（翻訳・編集/岡田）