2015年4月9日、人民網は韓国メディアの報道を基に、売り上げ不振で大きく積み上がった在庫処分のため、韓国国内の各百貨店が過去最大規模の販売促進イベントの実施を予定していると報じた。

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韓国の百貨店関係者によると、長期に及ぶ消費市場の低迷と百貨店の売り上げ不振によって、各テナントの在庫はすでに正常なレベルの2倍以上に膨れ上がっており、在庫の急増が運転資金や商品の正常な回転サイクルを狂わせ、百貨店業界に悪循環をもたらしている。

こうした状況を解消するため、各百貨店は外部にも活路を見い出さざるを得ず、展示場など外部施設を利用した大型販促イベントの実施などを計画している。

ロッテ百貨店は8日、外部施設を利用した在庫一掃セールを今月中に2回に分けて実施すると発表。今回のセールでは、スポーツ用品や家電製品など300以上の海外ブランドが一堂に会するとともに、売場面積が3300平方メートに達する展示場を利用するなど、過去最大規模になる予定だ。

外部施設を利用した在庫一掃セールの実施に関して、ロッテ百貨店マーケティング部の責任者は、各テナントの在庫を短期間に削減する手助けのためであることを明らかにするとともに、「テナントの出店料を通常より2〜10％低く設定することで、大型ブランドの参加を促進している」と語っている。（翻訳・編集/秋田）