思わず笑いを誘う中国人の英語名、英国人女性が「名づけビジネス」開始―米華僑メディア

Record China    2015年4月4日(土) 20時27分

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2日、上海在住の米国人、リンジー・ジャーニガンさん(25)は、中国の若者達が、やたらに流行だけを追って、自分の英語名としてレディ・ガガやエルビス・プレスリーのような「奇奇怪怪な名前」をつけるのを止めてほしいと思っている。資料写真。

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2015年4月2日、上海在住の米国人、リンジー・ジャーニガンさん(25)は、中国の若者達が、やたらに流行だけを追って、自分の英語名としてレディ・ガガやエルビス・プレスリーのような「奇々怪々な名前」をつけるのを止めてほしいと思っている。そして、彼らの英語名に対する間違った考え方を改めたいと感じた。米華僑報の報道を引用して中国新聞網が報じた。

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デイリー・テレグラフ紙(電子版)によると、ジャーニガンさんは、中国の若者が自分の英語名を決める上で「マズイ選択」をしていることについて取り上げ、そのような状況に対して「宣戦布告」した。彼女は、自分の顧客が「レディ・ガガ」のような名前を名乗らないよう、行動を起こそうと決心したのだ。

ジャーニガンさんは、「中国人は、外国人の友人や同僚が、中国語の発音に難しさを感じていることから、英語名を名乗るケースが多い。だが、彼らが考える英語名は、実際には、ほとんどが耐えられない代物だ」と指摘する。

このような状況を変えるために、ジャーニガンさんはこのほど、適切な自分の英語名を探せない中国人のために、「ベスト・イングリッシュ・ネーム(最上の英語名)」というサイトを開通した。上海に住んでいるジャーニガンさんは、「マズイ英語名を名乗ると、他人に笑われますよ」と警告する。

ジャーニガンさんは次のように続けた。

名前は、他人に対するあなたの第一印象であり、あなた個人のブランドでありシンボルだ。したがって、あなたが名乗る英語名が、他人に奇妙な印象を与える、あるいは誤解を引き起こすものならば、これからのやり取り、対話、さらに深いお付き合いにマイナスに作用する恐れがある。

ジャーニガンさんのサイトにアクセスした人は、50元(約966円)を払えば、簡単なテストを受け、その結果に基づき、5種類の「自動的に作成された英語名」を受け取ることができる。さらに1時間につき200元(約3860円)を支払えば、彼女からの個別のコメントを得ることができる。

彼女のサイトには、1カ月3万人ほどがアクセスしている。今のところ、「顧客」は若い女性が大半を占め、彼女らの多くは、留学を計画しているという。

実は、かなり前、国内でこのような状況に対する問題提起があった。2013年の知乎日報(電子版)に、「英語名では果物の名前を使わないように」と読者に呼びかける文章が掲載されたのだ。

文章では、「自分の英語名には、くれぐれも果物や野菜の名前を使わないように。特に、『チェリー』は絶対に避けること。男性の場合、『ディック』という英語名を名乗る人がいるかしれないが、実のところこれはとても変わった名前だ」と指摘している。

それでもなお、このような奇妙な現象が今でもまかり通っている。ジャーニガンさんによると、「ラリー」や「ゲイリー」と名乗る若い女性に遭遇したことがあるという。

彼女は、「良い印象をもたれる英語名を名乗ることは、非常に大事なこと。さもないと、欧米文化を理解していない人、と他人から思われても仕方がない」と警告している。(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/武藤)

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