Record China 2007年8月15日(水) 18時43分
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13日、黄浦江に1個のタイヤがぷかぷかと流れてきた。見るもの誰もをあ然とさせたのは、タイヤの上には満面の笑みを浮かべた男が座っていたためだ。なんと43日もかけて、上流の重慶市から長江を下ってきたのだという。
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2007年8月13日、黄浦江に1個のタイヤがぷかぷかと流れてきた。見るもの誰もをあ然とさせたのは、タイヤの上には満面の笑みを浮かべた男が座っていたためだ。まるでアニメの1シーンのような、見事なタイヤのいかだだった。しかも更に驚くべき事にこのタイヤのいかだ、単に上海市を流れていたのではない。はるか上流の重慶市から43日かけて上海にまでやってきたのだとか。
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この大航海を成し遂げた程彦華(チェン・イェンホワ)さんによると、出港したのは今年7月1日。重慶市からタイヤ1つで大河へと乗り出したのだという。もっとも出港からわずか1時間で最初の挫折を経験。なんと重慶市の海事部門の巡視艇に捕まり、交通の邪魔だとお説教を受けたのだとか。しかしこれだけの無謀な計画を実行した程さんだけにまったくめげず、再び出港。途中、故郷の湖北省荊州市で一休みしつつも、順調に旅を続け長江を下ってきたのだという。
程さんが成し遂げた信じられない大航海に誰もが驚きを隠せない。とはいえ、一部では程さんの偉業を疑う声もある。長江といえば交通の要路、小さなタイヤで浮いていれば船にぶつけられてしまうだろうし、もし幸運にも衝突しなかったとしても数ある支流に迷い込まず、黄浦江まで航海するのは素人にはとても無理だというのだ。そんな疑問の声に、程さんは航海の証を見せた。経由した39の県・市の体育局で通行証明とばかりにハンコを押してもらってきたのだという。「上海市の体育局でハンコさえもらえれば、後は大人しく故郷に帰るよ。漂流はもう十二分に堪能したから」と程さんは話した。(翻訳・編集/KT)
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