広場で踊り狂う「中国のおばさん」世代、2020年に2億人超え=「中国行くなら耳栓必携」―米紙

Record China    2015年3月28日(土) 3時4分

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24日、米紙クリスチャン・サイエンス・モニターは、公園や広場で繰り広げるダンス「広場舞」で話題を振りまいている「中国のおばさん」世代が2020年に2億人を超える見通しだとした上で、「中国旅行を計画しているなら耳栓を忘れずに」と報じた。写真は広場舞。

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2015年3月24日、米紙クリスチャン・サイエンス・モニターは、公園や広場で繰り広げるダンス「広場舞」で話題を振りまいている「中国のおばさん」世代が2020年に2億人を超える見通しだとした上で、「中国旅行を計画しているなら耳栓を忘れずに」と報じた。25日付で中国・環球時報(電子版)が伝えた。

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中国国家体育総局は23日、「小さなリンゴ(小蘋果)」など12の広場舞代表曲について、振り付けを全国で統一し、全国規模で普及と研修を進めていく計画を明らかにした。

中南大学(湖南省長沙市)の教授は、55歳から65歳までのいわゆる「中国のおばさん」世代が広場舞に熱中する理由について、「毛沢東時代の集体主義で育った彼女たちは、広場や公園など公共施設での集団行動に慣れ親しんでいる」と分析する。

国家体育総局の劉国永(リウ・グオヨン)群体司司長は、「広場舞は中国文化における集体主義の要素が反映されたものだ」とした上で、「行き過ぎた情熱が騒音トラブルなどを招いている。国家的な基準を設けて指導しなければならない」と説明する。

だが前出の教授は、当局の規制が「中国のおばさん」の情熱を冷ますことは難しいと指摘する。広場舞は社交と自己表現に最適な機会であり、心と体の健康に有益でもあるからだ。

2010年の国勢調査によると、中国の55歳以上の女性人口は、2020年に2億1000万人に近づく見通しだ。もしあなたが中国旅行を計画しているのなら、耳栓を用意しておくといいだろう。(翻訳・編集/柳川)

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