Record China 2015年3月26日(木) 5時19分
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21日、人民日報海外版は、望海楼名義のコラム「日中関係に改善の兆し、日本はこの兆しを大切にできるのか」を掲載した。安倍首相談話発表前にクギをさす内容となっている。資料写真。
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2015年3月21日、人民日報海外版は、望海楼名義のコラム「日中関係に改善の兆し、日本はこの兆しを大切にできるのか」を掲載した。望海楼は国際問題に関する重要メッセージを発信する際に使われるコラムタイトル。戦後70周年の今年、安倍首相がどのような談話を発表するか注目される中、中国側が機先を制してメッセージを伝えたものと考えられる。以下はその概要。
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3年ぶりとなる日中韓外相会談、4年ぶりとなる日中外交安全対話、さらに中国人観光客のサクラ見物旅行など日中関係改善の兆しを告げるニュースが相次いでいる。過去数年、日中関係は国交正常化以来最悪の状況にあったが、今転機を迎えようとしている。その根本的原因は日中は複雑な相互依存関係にあるためだ。中国は戦略的大局的視野から友好外交の方針を放棄したことはない。日本各界の有識者も関係改善に努力している。
とはいえ関係改善の兆しはきわめて脆弱(ぜいじゃく)なものだ。重要なのは日本政府が歴史問題で間違った発言をしないこと、尖閣問題で挑発行動を起こさないこと、安全保障問題で中国脅威論を振りまかないこと、この3点にある。戦後70周年を迎えた今年、日本は戦略的十字路に立っている。アジアの隣国と和解する好機をつかむことができるのか。日本政府の態度が問われている。(翻訳・編集/増田聡太郎)
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