ミャンマー軍機による雲南爆撃、同国政府は軍の関与否定=中国系武装勢力との戦闘で10万人以上の難民―中国紙

Record China    2015年3月16日(月) 10時47分

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14日、近年、中国とミャンマーの国境地帯では衝突が多発し、中国人が越境してきたミャンマー兵に銃殺されるという事件も起こっている。写真は雲南省国境地帯に駐屯する人民解放軍。

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2015年3月14日、近年、中国とミャンマーの国境地帯では衝突が多発し、中国人が越境してきたミャンマー兵に銃殺されるという事件も起こっている。先日、ミャンマー軍の戦闘機が中国側に侵入して爆弾を投下したことで、国境地帯の住民からは解放軍による報復を求める声が上がるなど、緊張が高まっている。東方日報が伝えた。

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雲南省の国境地帯では連日の爆撃が続き、激昂した住民が街頭で「人民解放軍とともに報復へ行くぞ」と怒りの声を上げているとの情報もある。ネット上では、タカ派を支持してミャンマーの首都ネピドーを爆撃せよという書き込みがあった。

ミャンマー空軍機による誤爆であると報じられているが、ミャンマー大統領府は軍の関与を否定、調査後に中国側に説明するとしている。

昨年12月から、ミャンマー政府軍と中国系少数民族のコーカン族武装勢力との戦闘が行われており、現地の中国系住民が政府軍に殺害されている画像などが出まわっている。10万を超えるコーカン族住民が戦火を逃れるため雲南省などに逃げ込み、現地は食料不足に陥っている。

ミャンマー政府は今年2月にコーカンの首府ラオカイで多くの華人を殺害、商店の大部分が焼き討ちや略奪に遭っていると伝えられている。住民は避難民化し、10万を超える人々が中国に流入している。中国側が国境を封鎖してしまったため、米や医薬品などの物資が不足し、妊婦や老人が死亡しているという。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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