Record China 2015年3月14日(土) 0時10分
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13日、中国では米ディズニーが制作・配給するアニメ映画「ベイマックス」が先月28日に封切られ、 今月8日で、興行収入が2億7400万元(約53億2000万円)に到達した。写真は台湾のデパート前に展示された「ベイマックス」広告。
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2015年3月13日、中国では米ディズニーが制作・配給するアニメ映画「ベイマックス」が先月28日に封切られ、 今月8日で、興行収入が2億7400万元(約53億2000万円)に到達。中国本土で公開されたディズニーアニメとしては、興行成績が2位となり、トップの「アナと雪の女王」を追い上げている。人民網が伝えた。
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主役のケア・ロボット・ベイマックスは現在、「ヒックとドラゴン2」(2014年)に登場するドラゴン・ナイト・フューリーに代わる、人気キャラクターとなっており、SNSの話題をさらっている。女性らは、「ベイマックスとしか結婚しない」と夢中になり、一方の男性は、リアル「ベイマックス」になろうと一生懸命だ。
■ベイマックスの人気の秘密は?
▼癒し系ロボット
ベイマックスは、主人公の少年ヒロ・ハマダの兄・タダシが開発したロボットで、「傷ついた人の心と体を守る」ことができる。頭部のレーダーでスキャンした人物の心拍数・脳波・血液型等を瞬時に分析したり、脳内伝達物質の量をスキャンすることで相手のストレスや感情を把握したりすることもできる。さらに、両手をこすり合わせることで自動体外式除細動器(AED)を発動することもできる。そして、癒しの必要な相手には、「よしよし、大丈夫だから」と慰め、心が癒されるまで、ずっと付き添ってくれる。
▼動物も好き
ベイマックスは全ての命を守ろうと努力する。それには、叔母・キャスの飼い猫モチも含まれ、モチにも癒しを与える。
▼癒し系のボイスと体
ベイマックスの人気の別の秘密は、その癒し系のボイスだ。また、顔は黒丸の目二つが黒い口の線で結ばれており、その思わず抱きつきたくなるような白くてまるい体は、キティちゃんやトトロのようにかわいい。ちなみに、同映画でドン・ホール監督と共同監督を務めているクリス・ウィリアムズ監督は、本作に影響を与えた作品として「となりのトトロ」を挙げている。
▼電池がなくなると酔っ払いに
同映画中で、特におもしろいのが、ヒロとベイマックスがキャスの家にこっそり戻ろうとした時のシーンで、ベイマックスの電池が切れかけ、まるで酔っ払いのようなおぼつかない言動になるところがまたかわいい。
▼セロハンテープで自己修復
ロボットであるベイマックスはもちろん、痛みを感じることなく、他のロボットと同じく自己修復機能を備えている。例えば、ターミネーターも自分の体を自己修復する機能を備えていたが、ベイマックスは、傷ついた穴を修復するため、セロハンテープを使う。
▼ペンギンのような歩き方
その他、太く短足のベイマックスのペンギンのような歩き方もまたかわいい。ベイマックスの歩き方を決める際、製作チームはまず、▽赤ちゃんの歩き方▽おむつを履いた赤ちゃんの歩き方▽ペンギンの赤ちゃんの歩き方を研究したという。そして、3パターンを準備し、その中から、最終的にペンギンの赤ちゃんの歩き方をチョイスしたという。
▼思わず抱き付きたくなる
まるく柔らかいベイマックスの体を見ると、思わず抱き付きたくなる。ベイマックスは、ドゥーボーイ(米国の老舗製粉会社ピルスベリーのイメージ・キャラクター)、ミシュランマン、そして大きなテディベアを足して1つにしたような姿だ。同映画中、タダシの友人フレッドは、マックスは「温かい綿菓子みたい」と言っている。
▼スーパーヒーロー
ヒロはベイマックスに戦闘能力や飛行能力を与えるバージョンアップを施し、ベイマックスは、サンフランシスコの上空を飛びまわる最強の戦闘ロボットのようになる。また、ベイマックスのやわらかいお腹を守るため、ヒロは炭素繊維のパワードスーツを装備させるほか、特殊ナックルを装着させ攻撃力もアップ。敵を効果的に倒す。(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/武藤)
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