2015年3月11日、米紙ニューヨーク・タイムズの報道によると、大韓航空前副社長の趙顕娥（チョ・ヒョナ）被告が、機内でのナッツの出し方に腹を立てて旅客機を引き返させた事件で、客室乗務員が趙被告と大韓航空を相手取り、米ニューヨークの裁判所に民事訴訟を起こした。

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ニューヨーク・タイムズ11日に報じたところによると、大韓航空前副社長の趙顕娥被告が機内での客室乗務員のナッツの出し方に腹を立てて旅客機を引き返させた、いわゆる「ナッツ・リターン事件」で、ナッツを出した客室乗務員が、趙被告と大韓航空を相手取り、米ニューヨークの裁判所に提訴した。報道によると、客室乗務員は、趙被告からナッツを皿に入れて出さなかったことについて激しく叱責され、暴行を受けたため、キャリアや名誉に損害を与えられ、精神的にも傷つけられたと主張している。大韓航空の広報担当者は、訴訟について同社から直ちにコメントはないと述べ、訴訟を起こした客室乗務員は現在も同社に勤務していると語った。

この報道に、米国のネットユーザーがコメントを寄せている。

「大韓航空は客室乗務員に30倍の給料を払うべきだと思う。企業の幹部たちは、従業員に対して敬意を持って接するということを知るべきだ」

「この客室乗務員が裁判で勝つことを願っている」

「客室乗務員を叱責するにしても、もっとましな方法があったはずだ。些細なことを大げさに責めたてるのではなく、落ち着いて対応することを示すべきだったのに」

「この事件は、全くから騒ぎだね」

「客室乗務員がたくさんの賠償金を手に入れられるといいね。金持ちで傲慢な人たちにはうんざりだ」

「趙被告の歴史には、“ナッツ・リターン事件”が常に付いて回るだろうね。大変なことだ」（翻訳・編集/蘆田）