Record China 2015年3月11日(水) 18時25分
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11日、大韓航空前副社長の趙顕娥被告が引き起こした「ナッツリターン」事件に新たな展開があった。当事者となった客室乗務員が同社と趙被告を相手に訴訟を起こした。写真は大韓航空機。
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2015年3月11日、中国新聞社は海外メディアの報道を引用し、大韓航空前副社長の趙顕娥(チョ・ヒョナ)被告が引き起こした「ナッツリターン」事件に新たな展開があったと報じた。事件の発端となった客室乗務員が精神的損害の賠償を求め、同社と趙被告を相手に米国で訴訟を起こしたと伝えている。
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同事件は趙被告が昨年12月、米ケネディ国際空港から仁川に向かう自社機に搭乗した際、この客室乗務員が機内サービスとして提供したナッツについて「出し方がなっていない」と腹を立て、離陸直前の飛行機を引き返させた上、サービス責任者を機体から降ろしたというもの。趙被告には今年1月、韓国の地方裁判所が航空保安法に違反したとして懲役1年の実刑判決を言い渡している。
同被告らを提訴した客室乗務員は訴状の中で、「機内で趙被告に暴言を吐かれ、精神的な損害を受けた」と主張。弁護士は「大韓航空は趙被告のイメージを守るために客室乗務員に虚偽の陳述をするよう要請し、趙被告と和解したように装うことを求めた」と説明している。
この件について、大韓航空側は「まだ訴状を受け取っていない」として、コメントを差し控えている。(翻訳・編集/野谷)
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