2015年3月10日、中韓ネットは7年ぶりに日本を訪問したメルケル・ドイツ首相に大きな注目を寄せている。

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メルケル首相は9日、安倍首相との首脳会談で、戦後70年に関連して、ドイツがナチス時代について透明性を持って検証したと説明。その後の記者会見では「過去を総括することが和解の前提になる」と述べた。メルケル首相は朝日新聞社主催の講演会でも「過去と向き合ったから和解できた」と述べており、日本がドイツと経済的に緊密な関係にある中韓との関係をこれ以上悪化させないようにとのメッセージを込めたものと受け止められている。

メルケル首相の訪日について韓国のネットユーザーからは、両国間の利益のためにメルケル首相がセールス外交に集中すると冷静な意見が寄せられている。ドイツが積極的に謝罪をしてきたことについても、「ドイツも日本と同じだ。ドイツのイメージ作りがうまかっただけ」とさめた見方が示された。韓国が歴史認識を声高に指摘することについても、「ここでいくら騒いでも何も変わらない。今のような屈辱を払拭するためには、強くならなければならない。力がないから、中国や日本に笑われる。南北統一だけが唯一の頼りだ」との声が寄せられた。

一方中国ネットは、「メルケルいいぞ！」「ドイツ人は日本人より恥を知っている」「ドイツは本当に尊敬に値する国だ」「ドイツは自分の罪と向き合い、責任を取る勇気のある国だ」とメルケル首相やドイツを称えるコメントが見られた一方、「日本には隣国と関係を良くしようという気はない。“侵略”か“侵略準備”の2つの段階しかない」「アジアは君たち欧州よりもずっと複雑なんだよ」「実際は、メルケルは日本も中国も韓国も同じように批判している」とさまざまな意見が寄せられた。（編集/KO）