Record China 2015年3月9日(月) 9時5分
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8日、王毅外相は会見で「歴史の重荷を背負い続けるのか、それとも過去を切り捨ててしまうのか、最終的には日本が自ら選択することだ」と述べて安倍政権の歴史認識をけん制した。写真は抗日戦争記念館。
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2015年3月8日、中国メディア・テンセントニュースによると、北京で開催されている全国人民代表大会に合わせ、王毅外相が記者会見を開き、NHKの記者からの質問に対し「歴史の重荷を背負い続けるのか、それとも過去を切り捨ててしまうのか、最終的には日本が自ら選択することだ」と述べて安倍政権の歴史認識をけん制した。以下は会見での質疑応答の内容。
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記者:中国政府は今年、第二次世界大戦戦勝70周年を記念した軍事パレードを開催するが、安倍首相を招待する予定はあるか。今年は日中首脳会談を開催し、両国関係の今後の発展を語り合う用意はあるか。また、日本では多くの人が、中国は歴史問題を利用してこれまでの日本の世界平和に対する貢献を貶め、国際的な名誉を傷つけようとしていると考えている。中国が大国として大きな度量を持っているのであれば、対日政策を調整するべきではないか。
王毅外相は以下のように回答した。
今年は抗日戦争での勝利から70周年にあたる。世界の反ファシズム戦争における東方での主戦場として、中国が軍事パレードを含む行事を行うことはきわめて正常、自然なことであり、それは歴史を心に刻み、烈士たちに思いを馳せ、平和を大切にし、未来を切り開くことが目的だ。われわれには、あらゆる国の指導者と国際機関を招待する用意がある。誰であろうと、誠意さえあれば歓迎する。
歴史問題に言及されたが、この問題はこれまでずっと中日関係の足を引っ張り続けている。その原因は一体どちらにあるのか、お尋ねしたい。中国外交のある大先輩がこう主張していたことを思い出す。加害者が、人に害を与えたことを忘れずにいること、そうしてはじめて被害者が受けた傷は癒える。これは人と人との付き合い方でもあり、歴史問題に対する正しい態度でもある。日本の為政者がこの問題に対してどう振る舞うか、自分の胸に手を当てて考えて頂きたい。世間には、このような共通認識がある。70年前、日本は戦争に敗れた。70年後、日本は再び良識を失うべきではない。歴史の重荷を背負い続けるのか、それとも過去を切り捨ててしまうのか、最終的には日本が自ら選択することだ。(翻訳・編集/岡本悠馬)
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