エベレスト登山者は年間700人、たまる排せつ物が汚染原因に=低温で標高高いため分解されず―英紙

Record China    2015年3月8日(日) 3時15分

拡大

3日、世界最高峰のエベレストが登山者の排せつ物によって環境汚染の危険にさらされている。写真はエベレスト。

(1 / 3 枚)

2015年3月3日、英インデペンデント紙によると、ネパール山岳協会(NMA)のアング・ツェリン・シェルパ会長は世界最高峰のエベレスト(チョモランマ)が登山者の排せつ物によって環境汚染の危険にさらされていると警告した。5日付で中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。

その他の写真

標高5300メートルのベースキャンプから、8844メートルまでの第1〜4キャンプで登山者は身体を高度順応させていくが、テントや登山に必要な設備は存在するものの、トイレはいまだ設置されていない。登山者は約2カ月を現地で過ごすが、その間の排せつ物は、標高が高く、気温も低いため分解されず、キャンプ周辺にたまる一方となっている。

ごみの遺棄も問題となっており、ネパール政府は2014年から登山者に対して8キロのごみを持ち帰るよう求める新たな措置をとっている。

1953年の人類初登頂以降、4000人余りが登頂に成功。現在、エベレストには年間約700人が登頂を目指して入山している。(翻訳・編集/岡田)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携