2015年3月5日、韓国・聯合ニュースによると、韓国政府は免税店で販売されるたばこの値上げを見送る方針だ。韓国を訪れる中国人観光客のニーズを取り込むためとみられている。同日付で参考消息網が伝えた。

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韓国政府は今年、たばこの市場価格を1箱当たり2000ウォン（約220円）値上げしたが、免税店のたばこについては据え置いていた。免税店のたばこは1カートン1万9000ウォン（約2070円）と、市場価格に比べ約60％安い。このため政府は1カートン当たり9000ウォン（約980円）の値上げを検討していたが、韓国企画財政部の関係者は同日、価格引き上げを当面保留にすると表明した。

現在、韓国と中国の免税店のたばこ価格に大きな差はなく、韓国のたばこは中国人観光客の人気が高い。中国で免税店のたばこの値上げが予測されていることから、韓国政府は値上げに踏み切るかどうかは中国の動きを見てからとしており、当面は現在の価格競争力を維持したい考えを示している。（翻訳・編集/野谷）