中国官僚の人事公文書、性別以外はうそだらけ?時に名前さえも!続々見つかる改ざんに驚き―仏メディア

Record China    2015年3月3日(火) 7時16分

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2月27日、RFI中国語版は記事「中国幹部の人事档案は改ざんだらけ」を掲載した。性別以外すべてが捏造という信じられないケースまであったという。写真は中国共産党の高級幹部を養成する機関中央党校。

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2015年2月27日、RFI中国語版は記事「中国幹部の人事档案は改ざんだらけ」を掲載した。

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習近平(シー・ジンピン)政権が強力に推進する反汚職運動。王岐山(ワン・チーシャン)中国共産党中央紀律委員会書記率いる中央巡視工作領導グループが各地をめぐり、さまざまな不正を摘発している。その中でも目につくのが档案の改ざんだ。

档案とは中国国民の経歴を記した公文書。履歴書のようなものだが、国が保管、管理している点が大きく異なる。この档案を都合よく改ざんしている官僚が続々発見されている。档案の改ざんは「三齢二歴一身分」に集中しているという。

三齢とは年齢、仕事歴、党員歴のこと。中には本来の年齢よりも10歳も若くしていたケースがあった。定年年齢を迎えれば退職しなければならない。若返りすることでさらなる出世が狙えるというからくりだ。

二歴とは経歴、学歴の改ざん。そして最後の身分が中国独特の制度だ。中国人には主に農民、労働者、幹部という3つの身分がある。官僚や国有企業職員になるためには幹部身分を手に入れる必要がある。通常は大学卒業や公務員試験合格によって幹部身分が得られるため大きな問題とはならないが、公務員試験などを経ずにコネで官僚に押し込まれた場合には档案を改ざんする必要があるという。

档案の改ざんは数あれどそのチャンピオンとなったのが河北省石家庄市共産主義青年団委副書記の王亜麗(ワン・ヤーリー)。名前、年齢、経歴、そして各種証明書などほぼすべてがうそ。正しい記述は「性別」だけだったと言われている。(翻訳・編集/増田聡太郎

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