Record China 2007年8月5日(日) 13時0分
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2007年8月、陝西省西安市ののどかな公園に、なんとも世知辛いビジネスが登場したことが報じられた。有償でおしゃべりの相手をする“公園ホステス”、拝金主義の今を象徴した職業だと批判の声が挙がっている。
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中国の公園といえば、老人たちの憩いの場。ベンチに人が集まり、お茶を飲みながら、おしゃべりや囲碁・中国将棋に興じる姿はどこの地方でも見ることが出来る。ところが、2007年8月、陝西省西安市ののどかな公園に、なんとも世知辛いビジネスが登場したことが報じられた。
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西安市の環城公園ではいたるところでおしゃべりに興じる人々がいる。ほとんどが老人だがなかにはまだ退職年齢に達していない若い女性もいる。この女性、実は最近登場した新ビジネス“公園ホステス”だという。だいたい1時間10元(約160円)の料金で、おしゃべりの相手を務めるのだとか。なかにはチップをはずむ客もいるという。ある“公園ホステス”は午後3時から夜まで働いているけど、なかなかの収入だと自慢げに話した。
常連客だという78歳の李さんは、「妻はとっくの昔に先立ってしまった。この年になると子供や孫も大きくなって、なかなか相手してくれない。ちょっとお金を支払って、楽しくおしゃべりするのが悪いことだとは思えない」と話した。しかし、この“公園ホステス”を見つめる市民の目は冷ややかだ。ある老人は「おしゃべりにすらお金がいるなんて、今の時代そのものだ」と嘆いていた。(翻訳・編集/KT)
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