アフガニスタン国民の5%が麻薬常習者、家族全員でアヘンを吸引、幼児の中毒者も―米紙

Record China    2015年2月14日(土) 17時0分

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8日、米紙によると、アフガニスタンの国民の5%が麻薬常習者だという。アヘンを鎮痛剤として家庭で使用している地域もあり、幼児のころから中毒になるケースも多い。写真はアフガニスタン。

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2015年2月8日、米紙USAトゥデイによると、アフガニスタン国民の5%が麻薬常習者だという。12日付で中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。

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アフガニスタン北部に麻薬中毒者の医療更正施設ある。その待合室は3〜4人の子供を連れた母親らしき女性の姿でいっぱいだ。35歳の女性はアヘンを吸って8年。頭痛や体の痛みを鎮めるためだ。3歳になる娘もアヘン中毒だという。妊娠中にもアヘンを吸っていたからだ。

アフガニスタンは世界有数のヘロイン供給国であり、アヘン中毒者の数は増加の一途をたどっている。米軍の撤退以降、事態は急速に悪化している。米国は70億ドル(約8300億円)を投じて、アフガニスタン国内にあるケシ畑の絶滅に取り組んだが失敗に終わった。麻薬はタリバンなどの過激組織の主な資金源となっている。国連の調査報告によると、昨年におけるアフガニスタンのケシ栽培面積は55万エーカー(約2200平方キロメートル)で過去最高を記録した。これは毎年最大で380トンのヘロインとモルヒネが供給できる数字であり、全世界の供給量の85%を占めることになる。

アフガニスタンでは現在、人口の5%にあたる160万人が麻薬常習者だ。地方の農村部ではアヘンはどんな病気にもよく効く薬だと信じられており、住民の多くが当然のようにアヘンを吸っているという。子供が泣いたり騒いだりすると仕事の邪魔になるので、親が自分の子供にアヘンを与えるケースも少なくない。ある母親は「私も夫もアヘン中毒。だから子供たちも中毒になった」と嘆いた。(翻訳・編集/本郷)

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