2015年2月10日、韓国でネットワーク上におけるサイバー戦を軍事行動の範囲に格上げする改正案が閣議決定された。中国新聞社が伝えた。

【その他の写真】

韓国政府は10日、国務会議（日本の閣議に相当）を開き、「国軍ネットワーク司令部令」改正案を閣議決定した。改正案に基づき、今後は韓国連合参謀本部議長が国防部長官の命令を受け、韓国軍ネットワーク司令部がサイバー戦を監督、指揮することになる。

また、会議では連合参謀本部特別参謀部の下にサイバー戦などの職務を担当するラボを設置するなどの内容を含む「連合参謀本部職制令」の改正案も決めた。

韓国軍ネットワーク司令部は国防部直属の部隊となり、国防部長官の指揮下に置かれているが、改正案の可決により、連合参謀本部議長も指揮権を持つことになり、サイバー戦は事実上軍事行動の範囲に含まれることになる。（翻訳・編集/岡田）