Record China 2015年2月4日(水) 1時38分
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3日、中国の運送店にはスーツを着た営業マンはいない。きちんと製本された引っ越しパンフレットもない。まして見積りの依頼でプレゼントなどはくれない。写真は見積もり依頼プレゼントのコメを受け取る中国人妻・王さん。
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2015年2月3日、日本に来て4年目の中国人妻・王(ワン)さんは、日本での引っ越し初体験についてつづった。
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引っ越し会社を決めるため、テレビでよく見かける2社に見積もりを依頼。約束した時間に現れたビジネスマンは、名刺を手渡し自己紹介した後、見積もり依頼のお礼にと「いわて純情米1キロ」をプレゼントしてくれた。そのコメは、5日前に精米したばかりのフレッシュ米だという。
東京都が外国人を対象にした防災訓練の炊き出しで、賞味期限が6年前に切れた非常用のアルファ米50食分を食べさせたのに比べると、「おもてなしの心」がある引越し会社だと感心した。ビジネスマンは見積書を作成する一方で、会社のPRや保険付のプランなどを紹介してくれた。
中国にも当然引っ越し専門会社が存在するが、利用者は基本的に富裕層で、中国の田舎の一般家庭が引越しをする場合、会社ではなく、引っ越しを手伝ってくれる人に直接依頼し、車両は友人から借りるのが一般的。小さな運送店に依頼することもできるが、このような運送店はトラックだけ持っていて、作業は日雇いの作業員に頼むケースが一般的なため、自分で手配するより割高になる。
日雇いの作業員は引っ越しのプロではないので、当然事故も多い。さらに、梱包もないため、大切な荷物は家族総出で監視し大声で指示するなど、まじまじと作業を見守る人が多い。無論、引っ越し保険などという制度もないため、モノが壊れた場合、作業員と大声で罵倒し合うようなことも珍しくない。
両国を比べると、日本はいろいろなサービス業が成熟していて、中国より平穏な暮らしができる。私は今、どの引っ越し会社に依頼しようかと、パンフレットを見比べ迷っているところだ。(編集/高橋大地)
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