2015年1月29日、韓国・聯合ニュースによると、韓国企画財政部は同日、中国の汪洋（ワン・ヤン）副首相が22〜24日の日程で訪韓した際に、韓国政府から中国側に韓国の商業銀行が中国国内において人民元資本による企業向けの融資活動を行うことを認めるよう打診したが、中国側はこれを遠回しに拒絶したことを明らかにした。環球時報（電子版）が伝えた。

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韓国企画財政部の関係者によると、韓国側は中国山東省や東三省（遼寧、吉林、黒竜江）で経済特区を設け、韓国国内で人民元資本を蓄積した韓国の商業銀行に中国現地の企業に融資が行えるようにすることを求めた。しかし、中国側はこれに対し、韓国に資本市場を開放すれば、他の国にも同様に市場を開放しなければならなくなると回答したという。

韓国を訪れる中国人観光客が増加し、韓国の対中輸出規模が膨らんでいることで、韓国国内に蓄積した人民元資本の規模は21兆ウォン（約2兆2600億円）にまで達している。（翻訳・編集/岡田）