犠牲者数が40万人から30万人に減れば、“良い”虐殺になるのか?=米教科書の著者、日本政府を「滑稽で愚か」と批判―中国メディア

Record China    2015年1月29日(木) 5時27分

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28日、澎湃新聞によると、日本が米国の出版社に教科書の修正を求めた問題で、教科書の著者の一人が安倍政権を「滑稽で愚かである」と非難した。写真は南京大虐殺記念館。

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2015年1月28日、澎湃新聞によると、日本が米国の出版社に教科書の修正を求めた問題で、教科書の著者の一人が日本政府を「滑稽で愚かである」と非難した。

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日本政府は先日、米国の出版社マグロウヒルに対して、同社が出版した歴史教科書の慰安婦南京大虐殺に関する記述や写真の修正および削除を求めたが、出版社側はこれを拒否。米専門家からは「学術の自由に対する脅威」「安倍政権は自滅への道に足を踏み入れた」「教科書を歪曲する行為をやめるよう日本に促すべき」など、批判の声があがった。

問題となった教科書は「Traditions&Encounters:A Global Perspective on the Past」で、ハワイ大学のJerry Bentley教授とHerbert Ziegler教授が編纂した。カリフォルニア州ロサンゼルス市などの公立高校で使用されている。

中国中央テレビ(CCTV)のインタビューを受けたHerbert Ziegler教授は、「滑稽」「愚かだ」という言葉で自身の見解を表現。「日本の一読者の主張ならわかるが、一国の政府が、いったいどんな理由があればこんな行動に出るのか理解に苦しむ」と述べた。また、海外の学者から指示を受けていることを明かした上で、「米学術界や政府関係者は『侵害された』と感じるだろう」とした。

さらに同氏は、日本政府が同教科書に記載されている南京大虐殺の犠牲者数が多過ぎると問題視していることについて、「40万人という私の結論が間違っていて、30万人が正しいと証明されれば、“良い”大虐殺になるのだろうか?」と疑問を呈した。(翻訳・編集/北田

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