2015年1月25日、安倍晋三首相は、「イスラム国」によって拘束されている湯川遥菜さんが殺害されたとする画像と音声がインターネット上に投稿されたことについて、「信憑性が高い」と語った。NHK番組の日曜討論で明言した。

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この投稿で「イスラム国」がヨルダンに拘束されているという「サジダという同胞」の解放を要求していることについて明言を避けながらも、「ヨルダンのアブドラ国王と（中東の平和と安全で）協力することで様々な合意ができている。人命第一の観点からヨルダンとも綿密に対応していきたい」と語った。同国との人質解放交渉を認めたものと注目される。

安倍首相が先に中東を訪問しイスラム国対策として2億ドルを関係国に拠出することを表明したことが今回の事件につながったのではないかとの問いに対し、「中東の平和と安定はわが国にとって死活的に重要だ。イスラム国の戦闘によって生まれた難民を受け入れている国を支援するのは当然で、評価されている」と反論。「引き続きテロに屈することなく、国際社会と共に世界の平和と安定に積極的に貢献していく」と強調した。（SK）