2015年1月5日、韓国外務省は中国で麻薬を売買したとして逮捕・起訴された韓国人がこのほど死刑を執行されたと発表した。昨年からこれまでに麻薬売買の罪で中国で死刑になった韓国人は4人になった。中国紙・参考消息（電子版）が伝えた。

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韓国・聯合ニュースによると、今回死刑になった男は10年5月、違法薬物5キロの売買に関与したとして中国の警察当局に逮捕された。男が複数回にわたって麻薬の運搬、売買に関与していたため、北京市司法当局は12年に死刑判決を言い渡した。

韓国外務省はこれまで、北京市に対し「人道主義に基づき、男に対する死刑執行を回避する」よう繰り返し要請。しかし、中国側は「麻薬は社会に与える悪影響が大きい。中国政府は自国民か否かにかかわらず、薬物犯罪に対しては厳罰を下す」との態度を崩さなかった。

中国では昨年8月、麻薬売買の罪で韓国人3人が死刑を執行された。中国を含む外国で死刑となった韓国人はこれまでに6人となっている。（翻訳・編集/AA）