Record China 2015年1月3日(土) 13時16分
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3日、インドネシア沖で消息を絶ったエアアジア機に関して、一部の関係者は「空中爆発したり山や海面に衝突したのではなく、海上への不時着に成功した後、高波にのみ込まれて海底に沈んだ可能性が高い」との見方を示している。写真はエアアジア機。
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2015年1月3日、インドネシア沖で消息を絶ったエアアジア機に関して、一部の関係者は「空中爆発したり山や海面に衝突したのではなく、海上への不時着に成功した後、高波にのみ込まれて海底に沈んだ可能性が高い」との見方を示している。北京青年報が伝えた。
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乗客乗員162人を乗せて12月28日に消息を絶ったエアアジア機の捜索は、悪天候の中インドネシアのカリマンタン島沖で続けられており、これまでに機体の一部と30人の遺体が発見された。当局は今後、ブラックボックスの回収に全力を挙げ、事故原因の解明を急ぐ方針だ。
インドネシア航空雑誌の編集長は「エアアジア機には、事故に遭遇した場合に遭難信号を自動的に発射して遭難地点を知らせる航空機用救命無線機(ELT)が装備されていた。もし陸地や海、山などに衝突していれば、ELTが信号を発射したはずだ。しかし、同機は何の信号も発射していなかった」と述べ、「これは墜落した時に発生するはずの強烈な衝撃が起こっていないことを意味しており、同機は海上に不時着した可能性が高い」と推測している。
インドネシア空軍の前指揮官チャピ・ハキム氏は、遺体がほぼ完全な形で発見されていることを挙げ、「機体は空中爆発も海面への衝突も起こしていない」と述べた。機体の捜索担当者が同機の非常ドアと避難用はしごを発見していることから、乗客が緊急避難の準備をしていたことを物語っているとの指摘もある。
また、インドネシアのジャマル前運輸通信大臣は、「漂流していた非常ドアが見つかったことは誰かが非常ドアを開けたことを意味する。乗客が乗員からの救助を待っていた段階で高波にのみ込まれ、最終的に海に沈んだのだろう」と述べた。
専門家はこうした推測について、「事故原因はブラックボックスのデータを分析することによって最終的に明らかになるだろう」と話している。(翻訳・編集/HA)
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