ねぎびとカンパニー株式会社(本社:山形県、代表取締役:清水 寅)は、株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋 芳明)と連携し、北海道産夏ネギを主軸とした全国流通モデルの確立に着手しました。プロジェクト第一弾として立ち上げた新ブランド「雪の女王」の全国展開を皮切りに、農業の構造的課題を現場から変革する挑戦が始まります。
■背景:国産ネギを、もっと食卓へ
ネギは年間約5~6万トンが中国などから輸入され(※)、業務用や加工用では海外産に頼らざるを得ない状況が続いています。しかし、日本には品質の高い国産ネギがありながら、価格変動・物流制約・流通構造の壁によって、消費者のもとに届かないのが現実です。
「せっかくの国産ネギが、届く前に価格が暴落する」「段ボール代や資材コストの上昇で出荷ができない」。こうした矛盾と不条理を打ち破るため、ねぎびとカンパニーは農家自身が価格・流通・規格を見直すプロジェクトに踏み出しました。
(※)中国産野菜の生産と消費および輸出の動向(2021年独立行政法人農畜産業振興機構)
■新ブランド「雪の女王」全国展開へ
北海道・函館の冷涼な気候と雪解け水に育まれた夏ネギを、独自ブランド「雪の女王」として全国に供給します。このネギは「美しさ」「清らかさ」「ストーリー性」を備えたプレミアム野菜として、2025年7月より東京・名古屋・大阪・博多など都市圏スーパーで販売を開始予定です。
また、「雪の女王ファーストクラス」構想も進行中。北海道から九州まで空輸で届ける新ルートを構築し、ネギの鮮度をそのまま家庭の食卓へ届けます。
「雪の女王」
特徴:雪と大地のミネラルがつくった、柔らかく、トロけるネギ
価格:198円~321円(税込)
■規格改革:50cmネギへの挑戦
「ネギは60cmでなければならない」という旧来の慣習を見直し、より運搬効率の良い50cm規格のネギ出荷を検討中です。規格が変われば、コストも積載量も変わります。青い部分が少し枯れただけで“規格外”になる現実を変えたい――。これはネギに限らず、日本の野菜流通全体を再構築する可能性を秘めた取り組みです。
■生産拡大と後継者育成へ
函館支社では、現在50~80ha規模の契約栽培によりネギの生産を展開しています。今後は300ha規模への拡大を目指し、大規模圃場の整備と共に、新たなネギ農家の育成にも取り組んでいきます。
マイナビ農業の研修制度や全国のネットワークを活用し、「農家になりたいけれど教えてくれる人がいない」という声に応える育成体制を整備。地域に根ざした“次世代ネギ農家”の創出を目指します。
■全国への供給体制を刷新
- 北海道から関西・中四国・九州へ向けた空輸・チャーター便・小口配送などを組み合わせた新しい物流ネットワークを構築
- 関東に集配拠点の設置も検討し、鮮度・安定性・価格を担保した全国供給体制を実現
- 「市場頼み」ではなく、産地と小売を直接つなぐ販路開拓を推進
雪の女王店頭販促ポップ
澄んだ空気と広大なネギ畑
箱詰めされた新鮮な「雪の女王」
品質を守る、「雪の女王」を保管する大型冷蔵庫
「雪の女王」を育てる いわもとふぁーむさんの畑から
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